アメリカのトランプ大統領は、アメリカで生まれれば外国人の子どもにも国籍が与えられる今の仕組みを、大統領令によって廃止する考えを示しました。不法移民などを念頭に置いた対策とみられますが、アメリカの憲法で規定されているいわゆる「出生地主義」の否定にもつながる考えとして議論を呼びそうです。
引用:NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181030/k10011692101000.html
保護主義政策を超え、憲法で定められた原則を大統領令で本気で覆すつもりか?元々の支持層がトランプ離れを起こしていることへの焦りによるただのパフォーマンスか?中間選挙を控え、トランプ大統領の炎上商法が止まりません。
どちらにせよ、移民国家が世界一の大国へ発展した歴史を一部否定する発言ですね。
アンカーベイビーにより人種の人口構成比が逆転した流れをすぐに取り戻すことは出来ないというのに…
ちなみに、血統主義で発展した正反対の歴史を持つのが日本です。一部、移民を認める考えが出はじめたこれからの日本にも参考になる課題かもしれません。今後の流れを注視したいですね。
修正憲法第14条
合衆国内で生まれまたは合衆国に帰化し、かつ、合衆国の管轄に服する者は、合衆国の市民で あり、かつ、その居住する州の市民である。
アンカーベイビー
まず不法に入国して出産し、子供に米国国籍を取得させた後、その子供(アンカー)をスポンサーにして両親や家族が移住するスキーム。