スーパースタジオ

（↑）残念ながら、YouTubeのリンクが切れてしまったようです。

《以下本文》

中洲新橋ビルのエレベーターを上がってドアを開けたら…　誰も居ない。

誰も居ないんじゃないんだ。真っ暗な店内のブラックライトで歯と目が光ってる。肌も音も黒いんだ。びっくりするし、血が騒ぐんだ。

シュガーヒルは知ってたけど、ブリックのラップもファットバックのラップもここで知ったんだ。かぶれちゃってるから、翌日には音ネタ（レコード）を仕入れてテープに録音して、ラジカセを担いで昼から学校に行くんだ。こんなにカッコいい曲があるぜ！って皆んなに聴いてもらう為にね。

ダブってるからクルマで行くんだ。学生服のズボンはラッパ仕様さ。裾幅45センチのドモン君から教えてもらった仕様だぜ。ドモンってのは、勿論、日本人さ。

大音量でファンクを流しながらクルマで登校する、デカいアフロな高校生が目撃されるようになったのは、スーパースタジオのせいなんだ。

そして、その様子を教室から見ていた「DJ MASAKO」が、最近、酔っ払った時にそのことを語るんだ。