現場に不要なものを省く

福岡市早良区西新に「ひよこ食堂」という名の可愛い大衆食堂がありました。

大皿料理やたまご料理が得意で、10年弱、営業して儲かりました(笑)

しかし、私が経営していたことを閉店を決意した日まで公表しませんでした。

その理由は、《地域密着型の大衆食堂》を目指すのには私のキャラが不要だったかったからです。子供連れ、仕事帰りのサラリーマン、ランチ狙いの学生や近所の主婦… 私のキャラは必要ありません。邪魔になります。

店に私が居ないことを理解できない知人や、私が副業を隠していたと捉える人もいましたが、私の会社で人材を揃えて運営していました。

私は、戦略の決定や宣伝活動、経理や申告、釣り銭の準備等の裏方をしていました。

現場に必要が無ければ、自分の存在も省く。多店舗展開や多角経営の社長には常識的な考え方ですが、私の周りには理解できない人が多く(なぜ店に居ないのか?と)よく質問を受けたのでここに記しておきます。

必要なものを揃えて不要なものを省くことは重要です。

(そんな質問をする人達の中には)よく「お店を出すのが夢」という人が居ます。いいんじゃないですか?でも、そこはゴールではありません。そこがスタートです。そして、出店すれば必ず儲かるという保証はありません。今の仕事への不満や不調からくる幻想や勘違いかもしれません。

お店を出すことが夢ならば、そこがスタートだと認識して経営戦略を整えてください。あれもこれもと欲張らずに、不要なものは全て省きましょう。

2018年08月24日(開店から12年目のメモリアル・ディにポスト)

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