サブスクリプション(所有からシェアへ)

グーグル(Google)が有料オプションを設けた時、サブスクリプション(所有せずに料金を支払って利用するビジネスモデル)の拡がりを再認識しました。アドビ(Adobe)製品を使い放題のプランを利用している私は「月額料金制」に慣れていたものの、アップル(Apple)をはじめ、多くの企業がこぞってサブスクリプションを導入する流れが止まりません。

サブスクリプションとは?:EmotionTech

中小企業のサーバーをホスティングする事業をしていた頃、全てがクラウドに移行していく勢いに営業所を閉鎖せざるを得なかったあの感覚を思い出します。

さて、この投稿をしようと思ったきっかけは、愛用しているアイコス(IQOS)からのメールに「定額プラン」を導入する旨のお知らせがフィーチャーされていたからです。

月額の利用料金を支払えば、常に新しいアイコス(IQOS)が利用できるというものです。製品が壊れた場合、新しいモノを送ってくる(4回迄)というシステムです。少し無理がありますが?これも製品をしっかり所有するという考え方から離れた発想です。製品の販売をシェアに近づけて、顧客を囲い込むビジネスモデルです。

最近までは、クルマ、ブランド物、その他、所有を前提とした購買目的が一般的でした。しかし、クルマは維持費や税金・経費を垂れ流し、年を重ねれば修理代がかかりました。ブランド物は型落ちしてダサくなりました。洋服はクローゼットに溜まり続け、着る機会もなくサイズが合わなくなっていきました。

この浪費に疑問を感じた若い世代は、ファスト・ファッションに代表される安くて可愛い洋服を購入します。2〜3回着用したら、メルカリ等のサイトで売却します。メルカリで購入したモノもメルカリで売却します。こうして限りなくシェアに近い状況が生まれています。旧い世代のレンタルやリースとは違う考え方でシェアが拡がります。常に新しいモノが利用できるからです。

随分前に読んだ電子書籍のスクリーンショットが残っていました。2009年11月に発刊された「クリス・アンダーソン:フリー」の一文です。

シェアはクリーンで潔く、都会的でポストモダン。所有は退屈で自分勝手で、臆病なうえに後ろ向きだ。このフレーズは10年経った今も私の中にしっかりと刻み込まれ、ミニマルなシンプルライフを目指す指針になっています。

この「クリス・アンダーソン:フリー」はペーパーバック版が発売されていますので、アマゾン(Amazon)へのリンクを貼っておきます。また私が読んだ「シェア」関連の本もリンクしておきますので、興味がある方は読んでみてください。

さて、ルームシェアや民泊からチャリンコ、遂にはタバコまで?シェアの拡大が止まりません。貴方の奥さんや旦那さん、自宅のトイレまでシェアする時代が来るかもしれませんね。

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