DJ回顧録(#010)靴を見てるのか?

前回「選曲ノート」をポストしたついでに、選曲について少し触れておきます。

DJがプレイすると言ってもシチュエーションは様々で(客層、時間帯、箱の規模、屋内や野外、レギュラーやゲスト、その他)オールマイティな選曲はありません。その時にハマった選曲が正解ということになります。その時にハマっても次回に通用するとも限りません。

経験に大きく左右されるとも言えますが、経験が邪魔をするとも言えます。

では、なぜ経験が邪魔をするのか?それは、ある日の師匠の言葉です。

20代半ばの元気な女子は、週末の早い時刻に福岡フェニックス(中箱)に現れます。いつもブラコン系の速めの曲で楽しそうに踊ります。パートを重ねる毎にその女子の好きな曲を把握していきます。いつしか、週末はその元気な女子からフロアの雰囲気を作ろうとするようになりました。ところが、その日は全くコントロールできません。

師匠から「変わろう」と言われます。師匠は直ちにダンスフロアを制圧していきます。雰囲気ができた頃「お前、靴を見てるのか?」と私に問いかけます。

いつもブラコンで元気に踊る女子は、セクシーなR&Bで揺れていました。いつもスポーツシューズの女子は、その日は高いピンヒールを履いていました。女子の今日の気分までしっかり見なさいという教えでした。

私がディスコに通いはじめた1970年代中頃から後半、福岡の人達はその場所を踊り場(おどりば)と呼んでいました。バ...

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