モッちゃんが かけたり 聴いたり 踊らせたりした曲を紹介しています。
情報がありすぎて何をチェックしていいかわからない… 最近、モッちゃんのフィルターを通したランキング・チャートを再開して欲しいという要望が増えてきました。結論から言うと、チャートは再開しません。会社をあげて集計している気合が入ったチャートがたくさんありますから。でも、私のお気に入りくらいなら紹介できると思います。
さて、私がランキング形式の独自チャートを初めて公開したのは1986年です。オリコン・ディスコチャートの福岡地区を担当していました。
当時は、ザ・ベストテンに代表されるようにテレビやラジオではランキング番組が流行していて、洋楽のPV(プロモーション・ビデオ)もちらほら目にするようになっていました。オリコンのディスコ・チャートは、全国の各現場から発信されたランキングをオリコンが取り纏めたチャートで画期的でした。
そのオリコンのディスコ・チャートはレコード会社のプロモーションなどにも活用されていましたが、一般の方が目にする機会は殆どありませんでした。国内のオリコンや米国のビルボード誌など、業界向けの情報誌はいくつか存在しましたが高額(当時、ビルボード誌の年間購読80,000円)だった為、プロやマニアが情報収集に利用する程度で一般にはあまり普及しませんでした。
そこで、オリコンに提供していた我々の独自チャートを拡大コピーしてディスコ店内に貼り出してみました。すると、多くの人が立ち止まって目を通す姿が見うけられました。情報が極端に少ない時代、我々のフィルターを通した情報が一般の方の役に立った時代がありました。
その後、私が活動する現場からオリジナルのチャートを発信していましたが、インターネットの普及がはじまるとホームページを公開して転載するようになりました(1995年〜)。2000年代に入り、ハイネケン(ビール)がクラブでの宣伝広告に力を入れていた頃、ハイネケン・ミュージックという部門を立ち上げてハイネケン・ミュージック・チャートを公開しました。その取り纏めをするようになったのをきっかけに独自チャートの公開を終了しました。
昨今、巷では情報が増え続けていて、私が独自のチャート情報を発信する必要性を全く感じていませんでした。しかし、最近になって私のフィルターを通した情報を発信して欲しいという声を多く受け取ります。なるほど、私のフィルターですか?少しだけニーズが残っているということでしょうか?では(いつまで続くかわかりませんが)ニッチなところへコアな情報を少しだけ提供していきますね。
流行のメインストリームは、やはり、全米ビルボードHOT 100です。